襟裳岬
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北海道幌泉郡えりも町えりも岬236-6
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英語版【Revived forest

世界のあちらこちらでがんばっているみんなへ

よみがえったえりもの森
〜砂漠から豊かな森へ〜

 6月25日〜26日に、山口県の中学校を定年退職された先生が泊まりにいらっしゃいました。
目的は、在職中の7年間にわたって生徒に教えてきたえりもの植林を一度自分の目で見たくてです。
私は先生をえりもの森に案内しました。
8月の初めにはアザラシを見るために神戸から女性が来ましたが、
彼女も中学生の時に教科書でえりもの植林の事を学んだのだそうです。

 昨年9月のことですが庶野で講演が行われました。
植林や木の保護をしている方が、
アフリカに木を植える活動をしている「フー太郎の森基金(FFF)」の方を講演に招いたものです。
フー太郎の森基金の代表の方は「えりもに来て、えりもの半世紀に渡る植林のことを聞き、
とても励みになりました」と話していました。
えりもの森づくりのことは、子どもたちをはじめ、
後世に伝えていくべき、とても大切な事だと思います。
今のところ「全然知らなかった」と言われることがほとんどですが、
もっと多くの方にえりもの植林のことを知ってもらいたいですし、
ぜひ知っておくべきことであると感じています。
今、地球規模で森林の伐採による温暖化が問題になっています。
人々の自然を大切にしようとする意識が下がりつつある中、
私たちが砂漠を甦らせた植林の事を世界に発信することで、
一人でも多くの方に自然について考えてもらい、同時に
今植林を頑張っている人の励みになればと考えています。

 

私が案内します!


記念植樹もできます!

 1荒廃の時代

えりも岬はかつてカシワやシズナラ、シラカバなどを主とする原生林で覆われていました。
明治以降、燃料として木の伐採が行われ、根が掘られ、
伐採後1880年にイナゴの大群により草地が食い尽くされてしまいました。
約70年の間に襟裳の強風によって表面の黒土はすべて吹き飛び、
赤土が出てきて大地は砂漠化してしまいました。
青い海は飛砂によって赤くなり、えりも昆布は乾燥させた昆布に飛砂の泥がつくために、
「どろ昆布」と呼ばれ、値が下がってしまいました。
舞い上がる土や砂と困窮のため、村人の暮らしは大変になり、
ふるさとを捨てるか森を再生するかの選択を迫られました。

2森づくりの始まり

昭和27年、以前からの地元の要請をうけ、
農林大臣から林野庁に指示を出し、森の再生が始まりました。
開始された緑化事業はえりも岬の強風のため困難を呈しました。
植林化のためまずは砂漠の牧草地化からはじまりました。
牧草の種がとばないように押さえとして、ソダやヨシズがかぶせられました。
しかし、風によって大変困難を極め、3年を経ても種はほとんど根付きませんでした。

3、希望の光

試行錯誤の結果、海岸にうちあげられる雑海草を種をまいた上に覆い、
種が飛ぶのを防ぐことに成功しました。
これはゴタといい、肥料が大変多く含まれ、乾燥するとノリ状態になり、
風が吹いてもはがれず、安価であるため、施工面積をいっきに拡大しました。
こうして昭和45年砂漠の全てに牧草地が植えられました。
昭和29年から始まった植林は苗木がなかなか育たず、
何年もの試行錯誤の結果、
北海道には自生していないクロマツが適していることがわかりました。
また暴風垣の間隔を狭くし、さらに一部の湿地帯には側溝を掘り,
水位を下げたので段々と枯死木が減ってきました。 

4、豊かな森と海へ

森が広がるとそこで腐葉土ができ、その養分が海に流れ混んで行きます。
その養分で昆布もたくさんできるようになりました。
また、飛砂がなくなり海がきれいになったことで、魚も採れるようになりました。
現在では約200万本以上の植林となりました。
私たち地元の人々にとって、森の再生は様々な恩恵をもたらしてくれました。
まず魚と昆布が取れるようになり経済的な潤いができ、出稼ぎがなくなりました。
生活面では飛砂が家の中まで入り込むことがなくなり、保健衛生的に改善がされました。
森ができ、飛砂がなくなったことで観光地としてふさわしくなり、
往来する人が増え、宿泊施設や店が潤いました。

5、自分の目で確かめに行こう

そんな、えりもの森のことを皆さんご存知でしたか?
砂漠からよみがえった森を見に来ませんか?
長怖すべき自然と人間の知恵と努力が混ざり合う物語を体感しませんか?
「風と海と森」のえりもで人々を結ぶ「民宿 仙庭」がお待ちしております。

NHKで放映された「プロジェクトX」のビデオやえりもの森の本も用意しています。
よみがえった森を歩きに、ぜひあなたもえりも岬へ。 
愛子 記


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